Log_0023 -再会-
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一人は青い洋服にリヴィーとそっくりな顔をしており、もう一人は頭から動物のような耳が生えておりました。
「あ、あなたたちは・・・」
そうリヴィーが質問をし終える前に二人の少女はリヴィーに駆け寄りました。
「やっぱりリヴィーだった!あなたも目覚めていたのね!」
「会いたかった、会いたかったよー!」
「わ、わわっ」
思い切り近寄られたせいでリヴィーは体制を崩してしまいました。
「フ、フロン・・・これって!?」
リヴィーは突然の出来事にわけがわからずフロンに質問しました。すると、
「クラーリアに・・・シュルナじゃないか!君たちも紋章装置の力の影響を受けていたのか!」
何やらフロンも驚いている様子です。
「リヴィー、彼女たちも僕が作った人形で青い洋服の子が”クラーリア”。紫の洋服で耳が頭から生えてる子が”シュルナ”っていうんだ。」
リヴィーはその名前を聞いて懐かしさを感じました。
「リヴィー、まさかあなた私たちのこと覚えてないの?それに、フロンも大怪我してるし・・・一体何があったの?」
クラーリアの質問にリヴィーはフロンの傍に座りフロンと共にここまでの経緯を二人にお話しました。