Log_0025 -出発の準備-
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「ロボットがこの小屋を襲ったとき、その衝撃で私たち3人は外にほおり出されちゃったのよ。」
「そこが崖だったみたいでね・・・私とシュルナは同じ場所に落ちたんだけど、リヴィーだけ遠くにおちちゃったみたいで、そこではぐれちゃったんだ。」
クラーリアからそう聞き、リヴィーは目覚めた時に一人ぼっちだった状況を理解しました。
「その時、ちらっと見えたんだけど、ロボットはどうやらミーリエを追いかけていったみたいなの。だから、リヴィー、少しでも早く彼女を見つけてあげて!」
「ほ、本当にいいの・・・?」
「こっちは大丈夫!フロンは私にまかせて!シュルナは・・・これからどうする?」
「私は、リヴィーと一緒にミーリエを探しに行くよー!リヴィーだけの一人旅は危ないだろうし、頼りないかもしれないけど私はリヴィーと一緒にいたいんだー!」
そう言うとシュルナはリヴィーに満面の笑みを向けました。
「みんな・・・あ、ありがとう!」
「クラーリア、シュルナ、ありがとう。僕がこんなことにならなければ真っ先に探しに行くんだけど・・・リヴィー、ミーリエをよろしく頼むね!さぁ、そうと決まれば出発の準備だ! 道中の安全のために持たせたいものがいくつかあるんだ。」
フロンがそう言うと、皆で手分けして出発の準備をすることにしました。
リヴィーは再開できた家族と喜びを分かち合い、嬉しさで胸いっぱいになりながら出発の準備を行いました。