「ミーリエさんが行方不明・・・」
魂が宿った時から心の奥にある暖かな記憶、その在り処がわかった今ミーリエに直接会って感謝を伝えたいと思った矢先に知った出来事。
リヴィーは胸が締め付けられました。
「探しに行きたい・・・けど！」
「その、フロンを襲ったロボットがまだ残ってるかもしれないんでしょ？それに、、、こんな状態のフロンを一人で置いて行けないよ！」
「まずはフロンの体をしっかり治さなくちゃ！」
ミーリエのことも心配ですし、何より強く会いたいと思いましたが目の前の大切な人を置いてひとりで行くことはリヴィーにはできませんでした。
しかし、これから何をどうしていいか分からずリヴィーはとりあえずフロンの指示の元、部屋を片付け始めました。こうして数日の時が過ぎて行きました。
そんなある日、いつものようにフロンのために結晶採掘に行こうとしたとき、突然外から声がしました。
「やっと帰って来れた・・・」
「ねぇ、中に誰かいるみたいだよ？　もしかして・・・」
その声に驚き、リヴィーがドアに目をやると、リヴィーと同じ体型の二人の少女がそこに立っていました。