Log_0004 ー自分の顔ー
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しばらく歩くと、人形少女は大きめの水たまりを見つけました。
水面に顔をかざしてみると、自分の顔が写りました。
「これが私の顔、ん~・・・似たような顔をどこかで見たことあるような・・・」
もう少しで思い出せそうでしたが、結局思い出すことはできませんでした。
「そういえば、私の名前ってなんだっけ・・・」
自分の名前すらも思い出せず、人形少女は哀しい気持ちになりました。